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歴史

情熱を追いかけて

VSIの創設者ノーマン・ダウッドは、子供のころ、著名な言語学者兼声優だった父が収録スタジオで仕事をする姿を何時間も見学したものでした。ノーマン自身、テレビ・コマーシャルに出演した経験もあります。次第に外国映画に情熱をもつようになり、ロンドンでは数少ない、字幕付き映画を上映する映画館の常連になりました。

その後、イギリスの名門大学でエンジニアリングと言語学の学位を取得。卒業後はブリティッシュ・カウンシルで英語講師を勤め、翻訳業へ転向しました。こうしたすべての経験が、1989年に実を結びます。ノーマンはワールド・シネマへの情熱、そして言語とテクノロジーの幅広い知識を生かし、ローカライゼーションの需要が高まってきた時機をうかがって会社を設立しました。

コマーシャルや企業動画、ホーム・エンターテインメント向け翻訳とボイスオーバーを提供する事業からスタートしました。その後すぐに、当時台頭していた国際的な放送事業と取引を始めます。初めてプロモーション・ビデオを制作した取引先は、ディスカバリー・チャンネルとMTVでした。しかしその頃からすでに、未来を見すえた大きな計画がありました。

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世界展開への夢

放送事業の取引先が国際展開したのに伴い、VSIも同様に拡大し、新しい地域に設備を建設し始めました。最初はカイロとアムステルダム、続いてパリとベルリンへ。すぐに欧州全体と中東に進出し、ロサンゼルスと中南米に広がっていきました。

グローバルな連携と現地の専門知識。この2つの融合がVSIを業界から突出した存在へと押し上げます。

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新しい時代への挑戦

動画ストリーミングの登場は、ローカライゼーション業界全体にとって大きな転換点でした。同一コンテンツを複数の言語に、同時にローカライズするという大きな需要が、突如として生まれたのです。しかも厳しい納品は変わりません。当社では順応していくことと、スピードが鍵であると知っていました。すでに吹替においては世界の主要地域でスタジオ展開していたため、オーバー・ザ・トップ(OTT)プラットフォームのニーズを素早くつかみ、手ごろに対応できる独自の立場を築いていました。これは今日もずっと続いています。

当社ではその歴史を通して、常にひとつのゴールを目指しています。それはVSIの国際ネットワークを利用し、需要があるすべての言語において徹底して質の高いエンド・ツー・エンドサービスを提供することです。これまでも年を追うごとに発展を続け、ローカライゼーションにおける一層の効率を図るため、またサービス向上のために、ツールおよびテクノロジーを開発しています。

VSIは単に「ボイス・アンド・スクリプト・インターナショナル」の略ではありません。途切れることのない情熱、熟練、高品質、優れた顧客サービスをも意味します。当社のローカライゼーション・サービスでは、貴社の信頼を真摯に受け止め、確かなクオリティーで任務を遂行します。

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プロジェクトの性質にかかわらず、当社にはコンテンツに命を吹き込むために必要なツールと技術、才能あふれる人材がそろっています。

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